QNA Maker の管理サービス (Cognitive Services リソース) のリージョンについて

QNA Maker の管理サービス (Cognitive Services リソース) についてご紹介します。



QnA Maker サービスの全体構成は下記ドキュメントの図を参照ください。  

Cognitive Services としてのリソースは、図中の右上の QnA Maker Subscription に相当します。例えば、ポータルを操作して KB を編集した場合、米国西部リージョンにおいてホストされている API 群が呼び出されます (5. Manage KB in portal or via APIs)。この API 群を別リージョンに移行することができないため、こちらのサイト の記載の通り、Cognitive Services リソースは米国西部リージョン固定になります。

米国西部リージョンにある API のバックエンドから、Web Apps 上でホストされた QnA Maker ランタイムに対してアクセスし、Q&A の追加や削除といった操作が行われます。なお、実際の KB のコンテンツ (Q&A、メタデータ等) は Azure Search に保存されており、ユーザーのチャットログは Application Insights に保存されているため、顧客データは米国西部リージョンには保存されません。

※ 管理サービスで使用する API の詳細は以下サイトを参照ください。  

KB を公開した後の、ボット等のアプリケーションからの問い合わせ (4. User QnA endpoint in Bot) は GenerateAnswer API が使用されます。これは QnA Maker ランタイム (Web Apps) に対して直接アクセスするため、米国西部リージョンを経由することはありません。

※ GenerateAnswer API の詳細は以下サイトをご参照ください。  


変更履歴
2020/03/03 created by Mochizuki